もうすぐ竣工・千石の家
2010-12-23



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長い間、設計と工事監理させていただいた、
千石の家がもうすぐ竣工します。
年末に向けて、音階の家に続いて2件目の竣工です。
思えば、千石の家を設計し始めたのは、
今から約3年前。
地下1階地上三階の大きな住宅で、機能も複雑で、
また、納まりや仕上げも充実しているため、
設計にも、工事にも時間がかかりました。
気持ちよく待ってくださった建て主さんに感謝です。
3年間は長かったように思いますが、
今、思い返せばアッと言う間でした。
確認検査機関の完了検査も指摘事項無しで無事終了し、
後は、残工事の完成と竣工引き渡しを残すだけとなりました。
(残工事が今、佳境ですが。)
今まで経験したことがない本格的な茶室の広間なども、
設計させていただき、とても勉強になりました。

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準耐火建築ですが、無垢材を使い、
かなり気合いの入った和室になっています。
(とても良い材料を揃えてくださった、
棟梁とヤマメイさんに感謝です。)
床柱は赤松丸太。床框は朴木の溜漆のなぐり仕上げ。
琵琶台束柱は桐柾目。琵琶台は黒松の杢目。
まだ入っていませんが、
襖紙は波に鱗鶴。
琵琶台の杉柾木地戸のつまみは紹鴎つまみ。
良くこれだけ、本物が揃えられたなと、思います。

大工さんはじめ、すべての色々な職種の職人さんが、
頑張ってくれました。ありがとうございます。

こうした機会をくださり、
温かく見守って任せてくださった建て主さんに、
本当に感謝です。
ありがとうござました。

あと、もう一息です。
(byダンナ)

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