カプセル
2014-08-05



禺画像]

別の時代から、流れ着いてしまったかのような、
まるで時の遺失物のような、
シュールな佇まいで、
ぽつねんと浦和美術館の庭に、
置き忘れているような、
かつてはメタボリズムの象徴のような存在だった、
中銀カプセルタワーの、一室。
カプセルユニット。


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新しく先端的であろうとする存在の在り方は、
その新しく先端的であろうとする部分から、
真っ先に古びて行ってしまう。
存在のおかしみと哀しみを纏いながら、
時代の記憶の残滓のように、
時の渚に難破船のように打ち上げられていた。



(by ダンナ)


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